できるだけ リアルタイム・タップハウス 2.0

大阪市北区豊崎にある印刷会社・タップハウスのブログ。 アメーバブログから引っ越しました。

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申し訳ないけれど、同じオンデマンド本ならAmazonさんで買う。

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衝撃的事実。

 

三省堂書店さんとAmazonさんで同じオンデマンド本を注文しました(これまでのブログ通り)。

注文してから発送される納期は、午前に注文した分と、午後注文した分で少しの違いがありますが、注文後24時間以内に発送されるということでは、ほぼ同じ。

価格は、本体価格はどちらも同じ。

ただ、送料は、三省堂書店さんは別に追加されるけど、Amazonさんは無料。

 

で、私はこの2つのオンデマンド本を見て、料金だけのことではなく、次からはオンデマンド本を買うなら、Amazonさんで買おうと思いました。

 

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理由は、とにかくこれ1つ。

本のできあがりが全然違うこと。

 

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まず表紙。

Amazonさんのは、なんと表紙をPP加工している上に、表紙と裏表紙(表1と表4)に筋まで入っています。

そして、表紙がPP加工されているからか、写真の色が、弊社のオンデマンド印刷か、通常のオフセット印刷並みにきれいでした(弊社のオンデマンド印刷機の色って、きれいなんだなと、この時わかりました)。

 

本文の用紙は、Amazonさんは書籍用紙系のクリーム色で、三省堂書店さんは上質系の白色。

この色の違いは、個人の好き嫌いの違いもあるので、どちらがどうとは言えませんが、製本後の本文の仕上がりは、圧倒的にAmazonさんがきれい。

(このオンデマンド本に関してはどちらも、めったにないレアケースの製本だったのですが、そのレアケースに対してAmazonさんは見事に対応しきっている感じです)

 

この表紙と本文の仕上がりの差。

三省堂書店さんには申し訳ないのですが、太刀打ちできないほどの差がありました。

 

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その上、値段が、送料別の三省堂書店さんと、送料込みのAmazonさん。

この差では、三省堂書店さんのオンデマンド本を注文しようという気になれないのが、残念ながらほんとのところ。

なんとかAmazonさんより、日本の三省堂書店さんの方がこんなにいいよ、と言いたかったのですが、オンデマンド本についてのノウハウが、Amazonさんの方が豊富だと言うことでしょうか。

 

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ちなみに、上記の写真は、右側から三省堂書店さん、真ん中がAmazonさん、一番左側が弊社・タップハウスの表紙のものです(弊社・タップハウスのは、厳密に言うと表紙ではなく、表紙カバーになりますが)。

 

そうそう。

オンデマンド本は、三省堂書店さんも、Amazonさんも、どちらもペーパーバック仕様の本ですので、どちらも弊社・タップハウスのように表紙カバーはありません。

 

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いやいや、それにしても、ここまで差があるとは。

オンデマンド本を作成するオンデマンド印刷機の違いもあるでしょうけど、やっぱり、今までどれだけの数を作って、どれだけ多くの苦情に対処してきたかって差が出ているのでしょうね。

 

Amazonさんのこのオンデマンド本は、見事というほかありませんでした。

 

(T)