ただいま、製本段階に入りました。
透明袋の話は数日前に書きましたが、その続きの話です。
その透明袋を使う予定の本の印刷が終わり、ようやく製本段階に入りました。
今、どういうことをしているかというと、
昨日までに印刷した用紙を、本の形より少し大きめに切って、ページごとの束で重ねています。
写真で見てもらえればわかりますが、少しずつずらして置いているのが、ページごとにまとまった印刷済みの用紙。
横に、緑や赤の色がついていますが、これは、用紙の束が間違わないようにするためのもの。
色の違いでもわかりますが、同じ色でも途中でガクンと段差がついていたりすると、重ね間違っていることに簡単に気づきます。
そうそう。この色をつけるのは、用紙をこの大きさに切る前の段階でつけています。
この用紙のサイズは、最終的に本になるサイズより、少し大きめ。
なので、緑や赤の色は、最後は断裁され、きれいになくなります。
左側に少し見えているカラーの分は、表紙カバーです。
表紙カバーは横に長いため、大きめの紙に印刷しています。
上というか、写真でいうと右側がかなり白色の範囲が大きいのですが、ここはバッサリ切ってなくなります。
大阪の印刷会社のナンデ印刷様で、メモ帳を無料配布されていましたが、こういうバッサリ切ったところを糊付けして再利用されていたのですね。
タップハウスでも、ハガキのゲラ紙に使ったりして、再利用する予定です。
で、写真をもう1枚。
これは、先ほどの写真で見えていたページごとの用紙を、丁合機に入れているところ。
「丁合機(ちょうあいき)」とは、紙を1枚ずつ順番に並べる(丁合)機械のことです。
最初の写真に写っていたページごとの束を、この丁合機で順番に並べていきます。
用紙は、左側のちょっと斜めになったところと、右側の真っ直ぐに置いているところがあります。
左側は丁合される用紙で、右側は丁合される用紙の次の順番を待っている用紙になります。
左側の用紙が丁合され終わると、右側の用紙を左側に入れ直して、続きを丁合します。
丁合機のボタンを押すと、左側の用紙の一番上から1枚ずつ丁合機がつかんでいきます。
そして、最後にはページ順に並んだ状態で、ポコンと左下のところに出てきます。
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この丁合の作業が終われば、次は表紙をつける工程に入ります。
今週中にそこまでいけるかな?
という感じですが、表紙がついたら、その後は、表紙のついた本を、最終的な大きさに断裁する作業があります(ここで、緑や赤の色がきれいになくなります)。
断裁が済めば、次は表紙カバーをかける作業。
そしてその後は、ようやく透明袋に入れる作業になります。
まだまだ、作業がありますが、しばらくお待ちくださいませ。
(T)